チャリ ケッタ

自転車のことをチャリと呼びます。大分に居た頃はケッタとも言ってました。
おいらのまわりだけか?

高校生の頃には片道15kmをチャリで通ってました。毎日。
今思うとぞっとする。そんなおいらはにはチャリネタは山ほどあります。

今回は、みんなチャリの整備はちゃんとしようって話。
田舎の小中学生はワイルド。自転車のブレーキなんて、片方あればOKだと
真剣に思ってました。実際、片方はワイヤー切れてたりしても平気で乗り回してました。

おいらも後輪のブレーキワイヤがゆるみきってまったく効かない状態で中学校に
通う毎日。大分県の郡部ですが、佐賀県と同じくヘルメットかぶってました。
白いヘルメット。まぁ、今回は関係ないすね。

そして、事件はある日突然起こったのです。
軽快に坂道を下るおいら。スピードを調整しようとブレーキをかけました。軽く。
もちろん前輪。ぶちっと鈍い音が・・・。目の前で何かがワイパーのようにゆれてます。
それが何かわかるまで0.2秒ほどかかりました。そう、切れましたよ。前輪のブレーキ
ワイヤが。まさに命綱だった、そのワイヤが今目の前でゆれています。

一気にパニックです、パニック。頭がフルスピードで情報を処理します。
やばい、やばい、やばい、どうしよ、どうしよ、どうしよ。

まったく、進展しません。こんなとき人間の性格がもろにでますね。
おいらはなんとかしようともがいてどつぼにはまるタイプです。
冷静に考えれば右側に広がる田んぼに飛び込むべきでした。
それなら泥まみれになるだけですんだでしょう。

しかし、おいらが一番最初にしたことは両足でブレーキ。
パタパタパタパタ、必死で足を踏ん張ろうとしますが、加速した自転車が
止まる訳も無く、ぐんぐん加速。こっけいです。かっこつけてサドルを高くしていたので
つま先が何とか地面に届く程度。トテテテテテテテと効果音が付くほどのナイスステップ。
あぁ、なさけない・・・。

ここまでスピードが上がるとこけるわけにも行かなくなってきます。
ゲレンデを直滑降で駆け下りる感じ。周りはこけりゃいいのに、と簡単に
言いますが、本人はどうにもできず谷にまっしぐら、みたいな。

さぁ、大分がいくら田舎で一番近くのお店まで1kmぐらいあっても、
コンビニは9時で閉店したとしても、車ぐらい通ります。
坂道を下りきった先はT字路で行き止まり。車がそれなりに通っています。

色々考えました。なんで昨日の夜ご飯残したんだろとか、宿題ちゃんと
やっときゃよかったとか、ほんとどうでもいいことばっか考えました。
こういうとき、ほんとスローモーションですね。

何があっても転ぶべきだったんですが、勇気凛々なおいらはそのまま
T字路に突入。車がよけてくれると思ったんですよね。なんていうの?
ビルの屋上から飛び降りてもきっとうまく着地できると信じてるような
子供だったんです。そんな馬鹿、大怪我してしまえばよかったのに。

結果、車をうまくかわし壁、正確には車庫のシャッターに激突。
最後ハンドルを左に切ったため、右手を派手にぶつけました。
なんとか起き上がって手を見るとコブシにばっくり穴が。貫通はしてないですが
肉がえぐれてます。不思議とあんまり血は出てなかった。

ほんとブレーキ大事だから。みんなチャリ乗るときはブレーキが効くか確認しようね。
あと、ブレーキかけるときは後輪からね。左、右でブレーキかけると転びにくいよ。

で、田舎の子供はワイルドでしかも真面目なので手に穴あけたまま、
遅刻しちゃうやべ〜って叫びながら走って学校にいきました。
傷口ふ〜ふ〜しながら。今でも傷残ってます。

と、微妙な感じでチャリメイツ(・ω・)ノ参加(笑)

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